Dec 11, 2008

さつまいものおやつ


冬になるとよく作るおやつがあります。
マッシュさつまいも。誰かの本で見て作り始めたのですが、これがどうってこともないのにおいしい。
マッシュポテトのようにさつまいもをつぶして、甘みが欲しければお砂糖をいれて牛乳をちょっと入れるだけ。
その上に生クリームを乗せるだけ。アイスでもおいしい。(MOWが合う)
簡単でおいしい。おすすめです。

Dec 9, 2008

上野散策 そしてお茶の水まで

国立西洋美術館に行きました。(ヴィルヘルム・ハンマースホイを観てきたのですが、感想はまたの機会に)
とってもいい日で、ついつい歩きたくなりました。

ロダンの彫刻と銀杏と高い空。


国立西洋美術館を出たあと、大好きなアーグラーのカレーを食べました。ここは中学生のときにたまたま叔母と入り、それからずっと好きで行ってます。ナンがたまらなくおいしい。多分、私のインドカレーの味の原点で、ここが基準となってそのあとのインドカレーを判断しています。

大満足でアメ横を散歩しながら乾物の伊勢音さんに。ここも母に連れられ中学生のときから行ってます。母に昆布と、自分に鰹節を買い大満足。ここのもので出汁をひくとたまらなくおいしいです。鰹節の香りが全然違います。味の深みも。以前ここで買った煮干しは、出汁を取る前に半分くらい食べてしまいました。それほどおいしい。

あまりに天気が良かったので、みはしのあんみつは我慢してそのままお茶の水まで歩いて行くことにしました。学生時代に秋葉原でバイトをしていたのですが、電車賃がもったいないから毎日定期のあるお茶の水まで歩いていて、そのルートも通ります。途中で神田明神さんや湯島天神の前を通って、聖橋を渡る。聖橋から見るニコライ堂、そして丸ノ内線と中央線・総武線がたまりません。

どこも銀杏がきれい。

帰りに丸善に寄ってB本市で赤塚不二夫の『ひみつのアッコちゃん』1巻を買い、大満足で家に帰りました。

Dec 1, 2008

金で繕う

食器が大好きです。
でも、たまにやってしまいます。カチッと。
持っている食器は全て好きで持っているので、たとえやっちまっても使い続けたい…

高橋みどりさんの『うちの器』に、みどりさんもやってしまうことがあって、それはパテをつめてうるしを塗る、と書いてありました。そして最近の骨董好きで、金継ぎというのがすごく気になっていました。

というわけで始めることにしました。金継ぎもどきを。東急ハンズでパテと漆(金)を買いました。
参考書はみどりさんの本とネットだけなので、うまくできるか不安…。

まずは使用前

まずこの4つのお皿を直します。

近くからみるとけっこうひどくかけています。


まずパテを塗り、1日待ってから削ってやすりをかけ、漆を塗りました。
これが甘かった。削り方も、塗り方も。

なので出来上がりはこんな感じに

上は成功。下は失敗。


まあそこそこ。

結果は成功とは言えませんが、こうして自分で直すと愛着は湧きます。初めてのことでしたし、これからもっとうまくなるように回数を重ねていけばいいのかな、と。
でももうかけさせたくないです。うまくなるのも考えもの。

パリ—ニューヨーク 20世紀絵画の流れ

かなり前のことになりますが、府中市立美術館で開催されていた『パリ—ニューヨーク 20世紀絵画の流れ』展に行って参りました。ニューヨークにある大学のコレクション、とのこと。

有名どころがたくさんありました。コロー、ムンク、マティス等々。
センスがとにかくいいコレクションでした。きっと限られた予算内で一番良くて、他とも合うものを選んでいたのではないでしょうか。アメリカらしいものがたくさんあって、それぞれ小さいけど楽しい作品ばかりで、ゆっくりと鑑賞することができました。点数が多く、作家もそれぞれ違うので比較することも楽しかったです。

私が一番感動したのはムンクの作品。『サン・クルーのセーヌ川』という1890年の作品です。他の作品とは全く違うオーラを放っていました。ムンクの見たパリの風景が、その空気とともに感じられます。
名が残る、ということは、やはり評価されるから、といわけであります。その評価が多ければ多いほど必然的に名が残ることになる。いい作家はより多くに人に感動を与えることができる…当たり前のことなのですが、その当たり前のことを強く感じました。他のあまり有名ではない作品と並ぶと、絵画に鑑賞者が与える感動がより強調されるのです。

そして、今回初めて作品を見たのですが、マリアンネ・フォン・ヴェレフキンの作品がとっても良かったです。色が大変女性的な気がします。自分が、睡眠と覚醒の狭間に見える風景とよく似ていました。彼女は青騎士に関わっていたらしいです。

これは違うヴェレフキンの作品です。恐さと美しさが同居しています。

あと、感動したのがオキーフ。今回初めて実物を観ました。というのも、実はあまりオキーフが好きではないと考えていました。なので観る機会があっても避けていました。しかし今回、いちぢくの絵を観て、「百聞は一見にしかず」と実感しました。小さな作品から醸し出されるオーラが凄まじい。単純なふたついちぢくが、なぜか目を惹きつけてならないのです。もっとオキーフの絵を観たい…

この展覧会は誘われて行きました。自分では多分選んで行かなかったと思います。
でも本当に行って良かった。府中市美術館、そして芸術の森も大変良かったです。豊かな場所で過ごした豊かな時間でした。

Nov 28, 2008

スズメバチ事件

先日大事件が起こりました。

練馬のおばの家に行くべく、風呂上がりに黒いカットソーを着ました。
すると右腕に何か異物感…払うと虫が出て来た! 虫…!?
裸眼だったのでその時は虫だということしか確認できませんでした。眼鏡をかけてその場に戻ると、巨大な蜂が…!!!!
驚きのあまり寝室に入り扉を閉めました。しばらくして気づいたのですが、うちのアパートは寝室以外全て続いている… つまり、寝室に入ってしまったら他に逃げ場はない。だって蜂は寝室以外でもどこへも行けるんだから!

まず、父に相談の電話をしました。「白い服を着て、窓を開けるべし」
寝室にある夫の白いシャツ、チノパン、分厚い靴下、頭の部分にはTシャツをかぶり、Tシャツをダブルクリップで固定。それにマスクに眼鏡。完全防備をしました。(図参照)
…でも恐くて1時間立ち往生。決死の覚悟で窓を開けました。そしてまたすぐ寝室に篭城。しばらく時間が経過…考えてみると、あの蜂はヨボヨボそうだったな。しかもあのカットソー洗って干して家に取り込んでからもう3日くらい経っているじゃん…様々なこが頭をよぎりました。
そしてしばらくしたら、たとえ蜂が外に出たとしても気づかないじゃん、ってことに気づいたのです。
また父に相談。「煙を焚くべし」…???
部屋にあった誰かの置き忘れの古いタバコ1箱と、ありったけのお香を焚きました。しかしこのころになると気分に余裕が。人は長時間恐怖に耐えることはできないという研究結果が発表されたとかなんとかで、たしかに私の恐怖は薄らいでいました。
しかもおばの家には昼過ぎに行くって言ったのに既に夕方…。
家を出るときも大量にお香を焚いてからにしました。
しかもその日はおばの家に行ってから、さらに下北沢の王将へ行くという任務がありました。
ちなみに王将へ行く理由が、餃子クラブ会員権獲得のため。あと2000円食べればやっと会員になれるんです!
毎年、会員予備カードが配られて、そのポイントを貯めれば会員になれるという仕組みなのですが、私はいつもポイントが貯められないのです。今年は意気込みが違いました。
そして、スズメバチ事件と同じ日、私は念願かなって王将餃子クラブ会員になれたのです!
嬉しい!カードはみんなに自慢して回ってます。

……ところであれから2週間、本当に蜂が出ていってくれたかどうかわかりません。
ハチは越冬するという夫情報を信じて(実は写真を見るのが恐くて調べていません)そろそろバルサン的なことも考えています。果たしてスズメバチクラス(虫界の核爆弾)になるとバルサンが効果を発揮するかどうか…

Nov 14, 2008

シェルチェアの寒さ対策

うちではイームズのシェルチェアを2客使っています。古いやつです。私はモダンデザインに関して無知なのでうちにあるシェルチェアが一体どんなものかよくわかりません。どうやらおしゃれヴィンテージ系らしいです。


さて、このシェルチェアですが、冬は大変に寒いです。プラスチックだし、あたりまえのことなのですが、寒くて寒くて。しかもうちのアパートは一階。下からじんわりと寒さが…そこで私は今日、シェルチェア寒さ対策を考えました。

1.もこもこ素材でカバー
オカダヤで買った安いもこもこ素材。それを巻き付けました。

2.足下にラグ
イケアで買ったものです。床下からの寒さをカット

3.ラグの上には湯たんぽ
基本ですね ちなみにチェアにかけてある布の同じものを湯たんぽに巻きました

4.膝の上からフリース
湯たんぽと併せておこた効果を期待します。

シェルチェアからのおしゃれ感が根こそぎなくなってしまった感じですね。

ちなみに肩からは、TWEEDMILLの携帯用ブランケットを使っています。友人からの頂き物で、保温性が抜群なので重宝しています。これでほんの少しだけおしゃれ感を残せた気がします。

Nov 13, 2008

早朝骨董市

骨董市が早朝に開催されるのは至極当たり前のことではありますが、先日は朝6時半に家を出て東郷神社の骨董市に行って参りました。自分史上最も早い時間です。

原宿駅を降りて竹下通りへ。いつもは10時くらいに行くのですが、その時間には普通の竹下通りの賑わいなのですが、朝7時過ぎは閑散としています。
写真は明治通り方面を背にし駅を撮ったものです。


しかしクレープ屋の角から東郷神社の境内に入ると、そこは人・人・人!


品物も盛りだくさん…のような気がします。
ただ、何となくまけてくれないような…
あと、最近はおしゃれな20代後半から30代っぽい人も多く見かけるようになりました。

ところで、私は顔が外人なので、骨董商の人から「け、外人か」と思われます。私の思い込みも大いに関係しているとは思いますが、こっちが“話しかけて”オーラを発しても、あまり話しかけてくれません。そこで私は大きな声で独り言を言うようにしています。「ああ寒い」「人が増えてきたな」「外人多いな」とか。日本語話せるよアピールです。そしてもちろん骨董商の人にも積極的に質問するようにしています。たまには通訳で人助けを。そうやって私も骨董ライフを円滑に進めようとしているのですが、いくら完璧な日本語で話しても、たまにお店の人に「これ、国に持って帰っても使えるわよ…」とか言われてしまいます。いや…今も国にいるのですが…。

ちなみに今回の買い物は、アメリカから来ている叔母に小皿と、自分には薄汚いお手塩皿を。
早朝の骨董市は頑張って起きた自分に酔ってて全てのものがかわいく見えて、購買意欲がいつもの倍になり、不必要なものを買ってしまうような気がしました。


300円で買ってしまったお手塩皿。
普段の私なら買いません。
使ってはいますが…

Nov 10, 2008

子猫…


黒保根の実家に、子猫が来ました…!!
山の中に捨てられていたこの子を、近所のおじさんが拾って、うちに連れてきた、とのこと。
命あるものを捨てるなんて…山の中に捨てたら死んでしまう確率が高いのをわかっていての確信犯だと思うと憤りを感じます。

しかしあまりのかわいさに失神しそうです。まだ1ヶ月くらいでしょうか。食欲旺盛のかわいこちゃんです。
名前は“ユメ”…黒保根に来てから父の夢がたくさんかなったことから、母がつけた名前です。

この猫、今まで見た猫の中で、一番うるさいです。
とにかくずっと鳴いている。ごはんもたくさん食べているし、健康状態も良好なのに、ひたすら鳴いています。きっと捨てられて寂しかったから鳴いているのかな…そう考えているといとおしくなります。

まだ手に乗る大きさ。きっとあっという間に大きくなっていくんだろうな…成長が楽しみです。

Oct 29, 2008

ピキピキポットに想う

去年のクリスマスイヴ、b-shopにてLABOUR AND WAITセレクトのBrown Bettyというポットを買いました。
あまりに「当たり前」で「普通」のフォルムが美しい…一緒に行ったオメリさんも購入。
でもお金を払う時に、「水に浸けてから使ってください…割れる可能性もあるので…」と言われました。セール価格に興奮していた私たちはその時何も考えられなかったのですが、帰り道、だんだん冷静になってからその言葉を思い出しました。恐怖に陥るオメリと私。母の教えにより陶器を使う前には必ずお湯に一晩浸けていたので、そのポットはすぐにお湯に浸け、使う前に2日くらい待ちました。
でも、熱湯で紅茶を淹れると、小さくピキピキという音が…見ると釉薬にヒビが…! すぐオメリにポットの具合を確認すると、やはりピキピキするとのこと。我々の間ではそのポットは“ピキピキポット”と呼ばれるようになりました。正月休みの間も我々の交わすメールは全てピキピキポットのことばかり…しまいにはピキピキポットが英国音楽に与えた影響について語り合っていました。(ちなみに、その時に聴いていたオービタルのポット的テーマは“ピキピキポットからの脱却”ということでまとまりました。きっと彼らはステンレスのポットで紅茶を淹れていたのではないでしょうか…そんな音がします)
数週間が過ぎ、ピキピキポットのピキピキにあまり関心がなくなった頃、テレビで名探偵ポワロを観ていました。するとジャップ警部がオフィスでピキピキポットを使っているではありませんか! 大興奮で同じくポワロファン、食器マニアの母に自慢。しかし当時の母は東欧製のガラスポットに恋をしていたのでどうでもよさそうでした。
そして先日、母のためにピキピキポットを買いました。母は、恋をしていた東欧製のポットを始め、家にあったポットを次々と割ってしまったらしいので、チャンスと思い。
母は食器愛用歴ウン十年…ピキピキポットはピキピキさせるのか…気になっていました。
結果、ピキピキしました! 母は最初は気になったそうですが、今は「毎日使っている。忙しいからあまり気にならない」だそうです。父も気に入っている様子で、「釉薬がまだ生きている。何年も使えばなじむ。これはイングランド人が何年も使っているはずだから大丈夫だ」そうで。父はイギリスの血が騒いだのでしょうか(父の母方はイングランド系)。

私のピキピキポット(背景に学生っぽく教科書が写ってます)

オメリさんのピキピキポット

ピキピキ いと美しきかな
同じ形なのですが、使い方によってまったく違うものになるポット。
おすすめです。

Oct 26, 2008

ジョットとその遺産、テレビ番組上映会

タイトル通り、テレビ番組上映会に行ってきました。東郷青児美術館で開催されて、応募したら運良く当たって行ってきたのですが…『ルネサンス時空の旅人〜聖なる都アッシジ物語』。日本テレビの文化の日記念に作られたものらしいです。たしか、HPでは映画って説明してあったような…?
完全にだまされました。あれは何の意味があるんでしょうか?大竹しのぶが旅人として出てきて、ジョットにまつわる場所に行ったりするのですが…何も残りませんでした。絵の全体像をまず見せて、それから細かい部分を見せながら、なぜかその時に全体の構図の説明を…そしてそのままほかの作品に移って…?全体の構図の説明をするなら全体を見せろ!
笑いどころはたくさんあったのですが。大竹しのぶがダンテの神曲の冒頭を朗読します、と言って洋書の真ん中のページを開いて日本語で読み始める…?あれ?
一緒に行った元ルームメートのオメリさんは、笑っているか寝ているかでした。
終了後、みなさんぶーぶー文句を言ってました。そりゃそうだ。きっとあの状況で上映会に行きたいと希望する人たちは、ある程度美術の知識がある人たちだと思う。それなのにあんなものを見せられるなんて。
ちなみに、最初に講演をしたもと日本テレビのディレクターが解説をつけた来年のカレンダーが出口で売ってました。それが売りたいだけなの?

ちなみに、まだ展覧会には行ってません。高所恐怖症の私。42階って…考えただけでも無理です。でもジョットのために行くしかないです。
六本木ヒルズの森美術館にしてもそうなのですが、高いところに美術館を作る必要なんてあるのでしょうか?理解できません。飛行機乗るのがいやでまだヨーロッパに行けない人もいるのに…なんでわざわざ42階に美術館を作って絵画を観るチャンスを奪おうとするのでしょうか。
…ま、これは極端な冗談ですけど。

とにかく、だまされました。

富弘美術館

先週、両親の住む黒保根(まだ実家と呼べない)に行ったついてに、家から車で30分くらいのところにある富弘美術館に行ってきました。
ここは星野富弘さんという手足が不自由な画家の美術館です。彼の作品は本当に色の美しい、優しい作品でした。24歳の時に事故で手足の自由を失い入院中に花を眺め、同じ場所から動けない自分と花を重ね合わせたそうです。そういう彼の花の絵は、本当に生き生きとして、花がこちらに語りかけているようです。
そして絵からあふれる富弘さんの魅力。お母さん、お姉さん、そして現在は奥さんに支えられ創作活動をしているようなのですが、女性に恵まれている人なんだな、と思いました。魅力的じゃないといくら優しい女性でもそこまではしないだろ…と思うのです。事実、ロビーの壁に描いてあった彼の入院中のメモはとても優しく、ユーモアに満ちていた。一緒にいて楽しい人でもあるんだろうな…。

ところで、ここの美術館、星野富弘さんの絵画意外にも、建物が魅力的です。ヨコミゾマコトさんが設計し、91年に開館したそうです。長方形の建物の中を、いくつもの円を組み込んでいます。円の中の長方形って、たまにあるような気がするのですが、長方形の中の円というのは、初めての体験でした。私の直感としては、後者はスノッブな感じ、後者は優しい感じ。その優しい建物は星野富弘さんの絵画に合っているように思いました。小さな作品が多いので円だと見やすい気がしますし。そしてこの美術館は草木湖に面しているのですが、湖を全面ガラスの部屋から見ることができます。その部屋、天井が鏡になっていて、開放感といったら何の!母と私はあそこで昼寝をしたい…と。

美術館の裏から。季節がちょうど良かった。こんなに紅葉が美しい。
カフェにも寄りましたが、イームズの白いシェルチェアが、なんだかかわいかったです。カフェで使われているシェルをかわいいって思ったことなんてあんまりなったのですが。
コーヒーは、まあまあでした。母がパンを頼んだのですが、それが入ってきた器がシンプルでかわいかったのに、なんで飲み物は紙コップを?残念でなりません。

帰りに隣にある道の駅に寄りました。そこで干し椎茸を発見!安くておいしかったです。

Oct 12, 2008

ウディ・アレン『メリンダとメリンダ』


ウディ・アレンの『メリンダとメリンダ』を借りて観ました。
とあるカフェで、劇作家ふたりが喜劇と悲劇に関する議論をしていて、同じ話をそれぞれ喜劇、悲劇へと発展させて行きます。キーワードは同じなのに、まったく違う物語が出来上がって行きます。
とにかくウディアレン的。悲劇のメリンダの台詞はあまりに悲劇的で笑えてきます。あと、ウィル・フェレルという俳優さんの演技が良かった!ウディ・アレンが出てこなくてもこの俳優さんのおかげでウディ・アレン的な役割の人がいた感じになって良かったです。
「絵に描いたような悲劇」と「絵に描いたような喜劇」の対比。
結局、自分がどっちを選ぶか、ですよね。
私は断然、喜劇的な人生を選んでいます。

モロッコのお皿とボキューズ

先日、YHさんと国立新美術館にあるボキューズのレストランへ打ち合わせがてらランチをしに行きました。
ランチおいしかった!メインなんかは普通のフレンチって感じだったんですが、デザートのクレームブリュレがなんとも言えずおいしかったです。
そしてYHさんにモロッコのお土産のお皿をいただいてしまいました…!

う…美しい。家に帰ってtauko氏に見せたら「使わないで飾っておこう」と言われました。そのために新しい食器棚を…そして新しい食器棚を置ける家に引っ越さなきゃ…

ところで、新美術館にあるciboneでずっと探していたものにやっと巡り会えました!
それは、「石膏デッサン入門」というガチャガチャのシリーズ。
一年くらい前、三省堂本店で見つけて一回やったのですが、あまりに出来が良くてもう一回やろうとしたらtauko氏に「1回でいい」と言われ泣く泣くやめました。でもそのあともずーっと探していました。三省堂本店はすぐに「人体模型」シリーズに変わっていました。その後、私はあらゆるところで探しました。大型スーパー、おもちゃ屋、高速道路のサービスエリア…そして諦めかけた頃、やっと見つけたのです。

そして今回はマルス(真ん中)を入手!
マルスの顔が好みなので満足!

こういう細く、楽しいものを200円でやってしまう株式会社ユージンは、かっこいいです。
HPを見たら、人体模型シリーズに男子生殖器も出るらしい。ほんのちょっと欲しいな…なんて思います。

Sep 28, 2008

久々の兄の家

大好きなMKさんと一緒に鎌倉の兄の家に行きました。まず、新宿でクリスピークリームドーナツを手に入れ、小田急藤沢行きの快速に乗って、藤沢から江の電に乗り…

兄の家は七里ケ浜の有名な坂の途中にあって、行くだけで観光気分です。しかし海、そしてビーサンが苦手な私にとっては超高級七里ケ浜より、親が住んでいる黒保根の方が観光地ですよ(お兄ちゃん、またごめんね、やっぱりあなたのあのオレンジと青のビーサンは理解できません)。
それはさておき。兄の家で義姉(いつもすてきなアドバイスをくれる人生の先輩)とかと楽しく話したあと、ご近所のお宅にお邪魔したんです。兄の子供たちの学友のおうちになぜか父兄の妹とその友達が参加というなんだか「お邪魔かしら?」というところなのに、温かく受け入れていただきました。多謝。
そこのおうちの奥様がタイの方で、その方が兄ちゃんのわがままに優しく応えてトムヤムクンを作ってくれました。おいしいのなんのって!! 兄「みそ汁とどっち選べって言われたらこっち選ぶかもしれない…」。。。確かに。香りだけでご飯がすすみそう。私、東京ではけっこうタイ料理を食べていて、トムヤムクンも色々食べましたが、あんなにおいしいのって食べたことがありませんでした。本当に、みそ汁と悩む。
ところで、そこの奥様がとってもすてきな人だったんです。なんだか、自分の母に似ている部分を感じました。母も、前に父の祖国のアメリカに住み、色んな人が来るのを笑顔で迎えていた。国際結婚ならではの強さを感じました。そして笑顔があまりにもすてきで、一緒に行ったMKさんと私は、帰りの電車の中で反省会。我々も常に笑顔でパートナーに向き合おう、と。とっても刺激になりました。
あと、兄には子供が3人いるのですが、その子たちはすくすくと、どうしようもなくかわいく育っていました。最初からかわいいのにもっとかわいくなりやがって…と叔母バカな私です。
とってもいい休日を過ごしました。兄一家、そしてMKさん、どうもありがとう。
最高の一日を過ごしました。

Sep 27, 2008

ロイヤルコペンハーゲンの造形美

高校時代からの親友に、ロイヤルコペンハーゲンのピッチャーをいただきました。
彼女が仕事でコペンハーゲンに行ったお土産兼、結婚祝いでした。(そういえば私は入籍したんですが…)
こんなに美しいものを!永遠の憧れ、高嶺の花のロイヤルコペンハーゲン!
とにかくその造形美にただ溜め息が出ます。美しい。

床に置いてしまいましたが、ロイヤルコペンハーゲンですよ…けっこう大きいです。
親友いわく、お花を生けても美しい、とのこと。

取っ手の細かさといったら…
手描きの青が白に映えます。見ているだけで鼻血が出そうです。これを肴にワインを飲みたいです。
現段階での私の食器にはあまりに高級すぎて、食器棚に飾って鑑賞するだけの存在になりそうです。
でも、食器は使ってからこそ味がでるもんです。
これにお鍋で小さな火で温めたミルクを入れてコーヒーに注ぎたいです。
だからこれには上質な白のコーヒーカップを合わせたい。
最近食器欲を抑えていましたが、これを機に行ってしまいそうです…高級洋食器の世界へ…

大興奮。

意外に、カンパリ

ビール、ワイン、焼酎、日本酒くらいしか飲まなかった私ですが、先日行ったカフェでなんとなくカンパリグレープフルーツを飲みました。お…おいしい…。こんなにおいしかったっけ?
というわけでカンパリの時代が来ました。
ちょっと調べたところ(といってもウィキくらい)、赤い色は虫…といこと。まあそんなもんですよね。昔は虫を煮詰めて染料にしていたみたいだし、天然だーーー。
あと、イタリア人のカンパリさんが、ジンがはやっているから作り出した、とのこと。昔ジンが大好きだった私が嫌いなわけがない味ですね。

2日でこんなに飲んでしまいました。ひとりで。ちなみに後ろに映っているピンクの物体は、アメリカの胃薬、Pepto-Bismolです。アメリカ独特のバブルガムの味がしますが、効きます。液体のもあって、両方とも地獄の味がしますが、効くんです。刑事コロンボがたまに持ってますよ。二日酔いの「おえ…」って時にいいんです。tauko氏は太田胃散ですが、私はPepto-Bismol。多分tauko氏はまだ勇気がないんです。

Sep 23, 2008

初台阿波踊り

渋谷区初台の阿波踊りに行ってきました。
今年、阿波踊りは行けないと思っていました…下北沢の阿波踊りのときは函館にいて、高円寺のときは仕事が終わる予感がなく…(wire08も行けず…うう)
週末お仕事なtauko氏が探し出してくれました!

初台阿波踊りは、本当に良かったです。
規模は大きすぎず、でも気合いはすごい。ビールの平均価格が低い(だいたい400円くらい?)。高円寺や下北より楽しかったです。いや、下北や高円寺もいいんですけど、いつもギュウギュウで。なんだか初台の観光地ではないところが良かったです。あと、平日に行ったので参加している連も少なく、3回転くらい見ましたが、どの連も楽しそうでキラキラしていました。

なぜ阿波踊りはこんなにも楽しいんだろう。
今年もそんなことを思えて良かった…!

Sep 20, 2008

チャイナ・アヴァンギャルド展

マリ・クレール誌のプレゼントに当選して国立新美術館で開催されている『チャイナ・アヴァンギャルド展』ナイトツアーに行ってきました。私が翻訳をしている本の担当編集者のYHさんを誘って行きました。
キュレーター平井氏とマリクレールの編集長がトークをしたあと、展覧会を観に行くというものでした。
タダで展覧会を観られたのは本当に楽しかったのですが、トークが不必要でした。
ちなみにYHさんはとなりで寝ていた…そして次に見たら編集長のイラスト作成…。わかります。だって編集長のお話は…。直前に展覧会を観た、ということでしたが、知識のエッセンスになるようなものはなにもなく、展覧会を観れば自分でわかることばかり。せっかく担当の学芸員がいるのなら、その人に話していただいた方が展覧会を楽しめたと思います。
でも最後に学芸員の方が「良いと思っても気持ちが悪いと思ってもいい」と言っていました。その言葉で私は心から展覧会を楽しめました。
王広義の作品が本当に良かったです。特に『無題(赤い格子の後ろの聖母)』は心に響きました。

血のようにも見える赤い格子の後ろでうつむく聖母マリアは、赤い権力の後ろにいる美しい心のように見えました。また、聖母マリアであることによって、西洋に憧れる中国の姿にも見えました。
中国の一般市民がどのような気持ちで共産主義のもと生きているかわかりませんが、きっと芸術家は葛藤していたに違いない。王広義の作品を眺めていると、そう感じました。
反感は買うと思いますが、芸術は葛藤している方がいいと思います。
担当学芸員によると、現在中国のアートは買い手が多くて、作家への先払いが多いらしい。
もちろん、先払いでも素晴らしい作品は出来上がるかもしれませんが、なんだか純粋な創造性のようなものが薄れそうです。どこか商業的になってしまうような。
もちろん、アーティストもご飯を食べなきゃいけないわけで、作る人がいて買う人がいるのは当然です。
でも、ここ10年くらいの作品を観ていると、なんだかなあ、と。おもしろいけど感動しなかったです。
もちろん、これは私の個人的な感想ですが、なんだかモヤモヤした六本木の夜でした。

…ちなみにHYさんとは今度3階のボキューズのレストランに行く約束をし、お別れをしました。
彼女はまた会社に戻るとのこと…。カンバレ。

Sep 16, 2008

黒タイツを考える

今年も黒タイツの季節がやってきました。
去年の今頃は黒タイツとアイスコーヒーの共存について考えていたのですが、今年も黒タイツを履きながらアイスコーヒーを飲んでいます。
しかも今年は去年よりゆるい。
今年は8月から黒タイツを履いている人を見かけましたよ。けっこう涼しかったからかな?それとも空前のショートパンツブームの影響?
とにかく黒タイツ族には嬉しい限りです。

今年は、下北沢南口に行くのが面倒で本田劇場近くのコンビニでグーツのアイスコーヒーをよく買います。
味は、まったくフツー。

9月だぜ。

Sep 14, 2008

築地から銀座に散歩

本日は築地から銀座へ散歩。
まず、場外でお寿司を食べ、築地本願寺へ。

いつも外から見ているだけのだったのですが、このたび初めて中へ。
20分ほどなかで座っていました。
不思議と時間が流れるのが速い。
古代インド様式という本願寺築地別院は1934年(昭和9年)にできたらしいです。
当時、周囲に住んでいた人たちはどのような思いでこのお寺を見ていたのでしょうか。
銀座から近いからあんまり驚かなかったかな。

というわけで銀座に移動。
銀座は大好きな街です。

こういった建物が美しい。歩いている人がおしゃれ。
自分も背筋を伸ばして歩きたいと自然に思います。

マツヤに行ったら、ランコムのブースで草間彌生のポーチをプレゼント中という情報発見。
マスカラとファンデーションを買い、手に入れました。

か…かわいい!ちょうどポーチが欲しかったんです!…という女子の欲望も満たされたところで、本日オープンのH&Mへ…と思ったのですが、入場制限で2時間待ち。列は8丁目の方まで伸びていました…

そこで中央区立泰明小学校を外から見学。関東大震災前の小学校です。

暗くて校舎の写真が撮れなかったのでせめてちょっと。
1923年にできて、今も小学生が通う。ここは日本なのに…銀座という街は本当に美しい。
泰明小学校でお腹いっぱいになった我々一行は、新宿に戻ってタイ料理を食べて帰りました。

Sep 13, 2008

明日館見学

もと同居人の双子の妹たちが名古屋からやってきました。
建物好きなふたり(ひとりは建築学科)とその姉と一緒に自由学園明日館に行ってきました。
言わずと知れた、フランク・ロイド・ライトの設計した学校。

…雨の中、明日館に到着。

雨が降っていても光り輝いています。
喫茶付き見学券600円を払って中に。

各部屋、細部までにフランク・ロイド・ライトの愛情を感じます。

当時照明器具がなかった部屋。雨の日なのにこんなに光が差し込んできます。
ここで学んだ子供たちは、卒業したあとどんなことを思い出すのだろう。

入り口

入り口の天井の照明

食堂。ここに置いてある椅子は、もとのものより少し大きいそうです。
もとの大きさのもひとつあり、そちらに座って見た景色が現在のものより良かったです。

本当に、雨の日に行ったんです。
なのにこの光。

喫茶券でコーヒーをいただきました。
まったく期待していなかったのですが、あたたかくておいしいコーヒーでした。
接客してくれた方が丁寧だったからでしょうか。

遠藤新の設計した講堂にも行きました。ここで小さな演奏会を聞きたいです。

タイルがとっても可愛かったです。

池袋にあるとは思えない美しい建物。
美術館気分だけど好きな展示がないときにここに来たらいいかも、と思いました。

Sep 11, 2008

映画SEX AND THE CITY

やっと、やっと観に行きました!
私も世の女子たちと同じく4人の恋模様やファッションに憧れてきました。
で、映画!

結論、とにかく楽しかったです。相変わらずファッションは可愛くて、4人の話は笑えて…
私はキャリーとビッグの恋よりも、ミランダとスティーブの決断のほうに心を奪われました。スティーブの優柔不断な雰囲気って、色んな男の人に共通しているような気がします。

しかし、映画を観る直前、一緒に行った元同居人に「今日、本当は大地震があるはずの日なんだけど大丈夫だと思う」と謎の予言を言われました。新宿に新しくできたバルト9という所で映画を観たのですが、そこは9階…9階で地震に巻き込まれたらどうしよう…とソワソワし、映画を通常の半分の集中力でしか観られませんでした。
でも30分後にトイレにどうしても行きたくなり、後半はトイレを我慢することでエネルギーの半分を使いました。…なのでキャリーの細かい洋服のことはあんまり覚えていません…
もう一度観に行きたい…

様々な不安で前売りチケットはしわくちゃになってしまいましたが、かわいいのでとっておきます。

Sep 10, 2008

黒保根の新しい実家

両親が引っ越した黒保根に行ってきました。
練馬から関越に乗って、高崎から北関東道で我が家からおおよそ2時間半で到着。
旅行でしか行ったことがないような道を抜け、新しい私の実家へ。
父は5歳くらい若返った?ふうに見えました。母はかわりなく。
黒保根では特に何をするわけでもなくゆっくり過ごしました。

最寄りの駅(車で15分ほど。近い!)には温泉があります。ちょっと浸かってきました。

わたらせ渓谷鉄道にある水沼駅。
山を見渡して、渡良瀬川が下を流れる。
ゆっくりと入っていたかったですが、温泉は割と温度が高くて長くは入っていられなかったのが残念。

実家はまだ段ボールが重なっていますが、なんだか楽しそうで羨ましかったです。
これから通うのが楽しくなりそうです。

Sep 3, 2008

意外な発見

先日の引っ越しで中学校時代に学校から買わされた英和辞典が出てきました。
スペア辞書として(!?)お風呂の中で使おうと思って持って帰ってきました。
(※長風呂が大好きなので仕事もお風呂に持ち込みます)
それが研究社の『ライトハウス英和辞典 第二版』

収録されている単語数はやはりものすごく少ないし、中学生が買うような辞書なのであまり汚い言葉は載っていないという問題もあるのですが、これが意外なところで意外に良かったのです。


いくつかの参考の挿絵に切手を使っているのです。
素晴らしくないですか?

他の挿絵のセンスも良くて、パラパラめくっただけでラファエロやレオナルド、マネの作品なんかを発見しました。
時間があるときにゆっくりと他のものも見てみたいと思います。

中学生のときはまったく気づきませんでした。
そのころは切手にもまったく興味がありませんでしたし、まず英和辞典を使わなかった。
でも今でも中学生がどこかでこの辞書を使って、日常的に楽しい挿絵に触れているなら、なんだか楽しく思います。

午前3時のペプシnex

たまに、無性にキンキンに冷えたコーラが飲みたくなります。
夜11時にスーパーに買い物に行った私は、ペプシnexが目に入り、どうしても飲みたくなって購入。
ちょっとだけ飲もうと思ってたら、気づいたら1.5リットルのペットボトルが残りコップ1杯弱に。
実はこのところ食事制限をしていて、そのストレスが爆発したのでしょうか。

4時間で1リットル以上飲んだ私は、今嘔吐感と戦っています。
結論;何事もほどほどに。



にくい野郎だぜ。
ビバンダムのマグカップは下北沢にて激安で購入。

Aug 24, 2008

桐生市黒保根町

両親が18年間住んだつくば市から、群馬県桐生市の黒保根町に引っ越すことになしました。

先日その引っ越し先を見に行きました。つくばから3時間強。旅行でしか行ったことのないような山道を通って家につきました。その山道を登るときの悲しさと言ったら!
でも家についたら悲しさは消えました。とってもいい家なんです。母屋はちょっとせまいのですが、700坪の土地には以前使われていた工場が2棟。父はそこに木工の工房が作れるので大喜びです。1棟は宿泊施設に改造するそうです。

家の庭と工場の一部。これだけだと何なのか全然かわりませんね。
とにかく広い。私も群馬に巨大な倉庫ができたものと思っております。(お母さんはいやがるだろうけど)

近くには渡良瀬川が流れていて、赤城山が見えます。しかも日光まで1時間くらいで行けます。避暑にぴったり…。

私はつくばから離れてけっこう長いのですが、やっぱり自分が10年間過ごした場所が帰る場所ではなくなるっていうのは悲しいです。特に先週友人の結婚式があり、久々に旧友と再会したのでなおさらです。
でも、きっと大切に思う友人はまた会えるし、新しい場所でも新しい出会いはある。そう前向きに思うことにしました。しかも、私はもうつくばに住んでいるわけではないし、黒保根に住むことになるわけじゃないし。自分の人生を切り開いて行かなくてはならないのです。

Aug 23, 2008

函館への旅 3日目-2

函館駅13:17発函館本線森行きに乗って大沼公園へ。tauko氏は雪国の列車だから車窓が小さいと言っていたが、私は鉄子じゃないのでそこまでの違いはわからず。ただ、久々に乗る二両編成の汽車に大興奮。昭和55年製ということにも興奮して、眠気は吹っ飛んだ。
景色は、「北海道!」という感動はあまりない。これは大沼公園についても同様だった。

我々が乗った電車を大沼公園駅で激写。かわいいですね。

tauko氏の希望で2人乗り自転車で大沼を一周、一時間と少しかかりました。
この2人乗り自転車、初体験でしたが、もう二度と乗りたくありません。私は最初後ろに乗ったのですが、前の人にバランスを委ねることが恐くてたまりません。すぐに前に変えてもらったのですが、自分のタイミングでブレーキをかけたりすることができないので、協調性ゼロの自分勝手な私には拷問のようでした。
途中、キタキツネを見かけましたが、感動よりも早くこの自転車から降りたいという気持ちが大きく、ろくに見もせずに先を急ぎました。

一周を終えると、大沼ビールで乾杯!このビールもすごくおいしいです。父が北海道物産展で買っていたので飲んだことはあったのですが、やはり生産地で、運動の後に飲むのは格別です。

後ろに見えるのは沼の家のお団子。これはおみやげにしておばあちゃんとおばさんと食べましたが、おいしくてびっくりしました。

大沼からの帰りは、北斗に乗って、20分位で函館駅につきました!これも新幹線のチケットのフリーパスのおかげです。

北斗の車窓からの眺めとフリーチケット。

函館最終日は体の疲れとともに終了しました。
東京に帰りたくなかったです。

函館への旅 3日目-1

2日目は家族行事(お墓参り等)をし、3日目、最後の丸一日です。
一番行きたかった五稜郭公園と、その横に建てられている六花亭喫茶室へ朝ごはんのすぐあとに行きました。
市電で十字街から五稜郭公園前まで行き、そこから早足で六花亭へ。少しでも遅くなると絶対に並ぶことになると思い、他のことには目もくれず急ぎました。

六花亭喫茶室。競歩で人をたくさん抜かした甲斐もあり、お店に一番ノリ!なぜそこまで急ぐかと言うと、とにかく建物がきれいなんです。

喫茶室の席から見た販売部。窓の外には五稜郭公園の桜の樹が見えます。
写真では見えないのですが、窓の横の壁に大きな桜の樹の水墨画が飾ってあります。この絵がコンクリートの無機質な壁を日本的でありモダンな雰囲気に変えます。

私たちの座った席の横にあった棚。最低限な飾りがとても好きです。

席。窓の外に入り口に続く通路があり、駐車場が見えないように仕切ってあります。喫茶室に座ると、どこを見ても、見たくないもの、というものが見えないようになっています。

あまりお腹が空いていないくせに、いっちょまえに定番のワッフルを食べました。ここのお皿のセンスも大好きです。シルバーも私の好みのものを使っています。にくいぜ。ノリタケのお皿は六花亭オリジナル。ちょっと秋っぽい色合いがなんなんですが、やっぱりかわいいですね。

さて、六花亭を満喫して次は五稜郭公園を散策。東京とは違い虫があまり目だたない気がします。蓮の花が美しかったです。でも記念写真が苦手な私はまったく写真を撮れず…。
ここは土方歳三のイメージが強いですが、家定の命で作られたんですね。ゆっくりといて歴史もひもときつつ歩きたかったのですが、星形の公園を半周して、急いで帰りました。
なぜなら今日中に大沼に行くからです!