Aug 24, 2008

桐生市黒保根町

両親が18年間住んだつくば市から、群馬県桐生市の黒保根町に引っ越すことになしました。

先日その引っ越し先を見に行きました。つくばから3時間強。旅行でしか行ったことのないような山道を通って家につきました。その山道を登るときの悲しさと言ったら!
でも家についたら悲しさは消えました。とってもいい家なんです。母屋はちょっとせまいのですが、700坪の土地には以前使われていた工場が2棟。父はそこに木工の工房が作れるので大喜びです。1棟は宿泊施設に改造するそうです。

家の庭と工場の一部。これだけだと何なのか全然かわりませんね。
とにかく広い。私も群馬に巨大な倉庫ができたものと思っております。(お母さんはいやがるだろうけど)

近くには渡良瀬川が流れていて、赤城山が見えます。しかも日光まで1時間くらいで行けます。避暑にぴったり…。

私はつくばから離れてけっこう長いのですが、やっぱり自分が10年間過ごした場所が帰る場所ではなくなるっていうのは悲しいです。特に先週友人の結婚式があり、久々に旧友と再会したのでなおさらです。
でも、きっと大切に思う友人はまた会えるし、新しい場所でも新しい出会いはある。そう前向きに思うことにしました。しかも、私はもうつくばに住んでいるわけではないし、黒保根に住むことになるわけじゃないし。自分の人生を切り開いて行かなくてはならないのです。

Aug 23, 2008

函館への旅 3日目-2

函館駅13:17発函館本線森行きに乗って大沼公園へ。tauko氏は雪国の列車だから車窓が小さいと言っていたが、私は鉄子じゃないのでそこまでの違いはわからず。ただ、久々に乗る二両編成の汽車に大興奮。昭和55年製ということにも興奮して、眠気は吹っ飛んだ。
景色は、「北海道!」という感動はあまりない。これは大沼公園についても同様だった。

我々が乗った電車を大沼公園駅で激写。かわいいですね。

tauko氏の希望で2人乗り自転車で大沼を一周、一時間と少しかかりました。
この2人乗り自転車、初体験でしたが、もう二度と乗りたくありません。私は最初後ろに乗ったのですが、前の人にバランスを委ねることが恐くてたまりません。すぐに前に変えてもらったのですが、自分のタイミングでブレーキをかけたりすることができないので、協調性ゼロの自分勝手な私には拷問のようでした。
途中、キタキツネを見かけましたが、感動よりも早くこの自転車から降りたいという気持ちが大きく、ろくに見もせずに先を急ぎました。

一周を終えると、大沼ビールで乾杯!このビールもすごくおいしいです。父が北海道物産展で買っていたので飲んだことはあったのですが、やはり生産地で、運動の後に飲むのは格別です。

後ろに見えるのは沼の家のお団子。これはおみやげにしておばあちゃんとおばさんと食べましたが、おいしくてびっくりしました。

大沼からの帰りは、北斗に乗って、20分位で函館駅につきました!これも新幹線のチケットのフリーパスのおかげです。

北斗の車窓からの眺めとフリーチケット。

函館最終日は体の疲れとともに終了しました。
東京に帰りたくなかったです。

函館への旅 3日目-1

2日目は家族行事(お墓参り等)をし、3日目、最後の丸一日です。
一番行きたかった五稜郭公園と、その横に建てられている六花亭喫茶室へ朝ごはんのすぐあとに行きました。
市電で十字街から五稜郭公園前まで行き、そこから早足で六花亭へ。少しでも遅くなると絶対に並ぶことになると思い、他のことには目もくれず急ぎました。

六花亭喫茶室。競歩で人をたくさん抜かした甲斐もあり、お店に一番ノリ!なぜそこまで急ぐかと言うと、とにかく建物がきれいなんです。

喫茶室の席から見た販売部。窓の外には五稜郭公園の桜の樹が見えます。
写真では見えないのですが、窓の横の壁に大きな桜の樹の水墨画が飾ってあります。この絵がコンクリートの無機質な壁を日本的でありモダンな雰囲気に変えます。

私たちの座った席の横にあった棚。最低限な飾りがとても好きです。

席。窓の外に入り口に続く通路があり、駐車場が見えないように仕切ってあります。喫茶室に座ると、どこを見ても、見たくないもの、というものが見えないようになっています。

あまりお腹が空いていないくせに、いっちょまえに定番のワッフルを食べました。ここのお皿のセンスも大好きです。シルバーも私の好みのものを使っています。にくいぜ。ノリタケのお皿は六花亭オリジナル。ちょっと秋っぽい色合いがなんなんですが、やっぱりかわいいですね。

さて、六花亭を満喫して次は五稜郭公園を散策。東京とは違い虫があまり目だたない気がします。蓮の花が美しかったです。でも記念写真が苦手な私はまったく写真を撮れず…。
ここは土方歳三のイメージが強いですが、家定の命で作られたんですね。ゆっくりといて歴史もひもときつつ歩きたかったのですが、星形の公園を半周して、急いで帰りました。
なぜなら今日中に大沼に行くからです!

Aug 19, 2008

函館への旅 1日目-3


聖ヨハネ教会。ここはたびたび火事に遭い、現在の教会ができたのは昭和54年11月。なんと私と一緒です。最初に見たときから好きなデザインだと思っていましたが、なんたる偶然。


歩き回ってようやくビールも抜けたので、ハリストス正教会に行き、復活聖堂を見学しました。

1860年に作られた初代聖堂は1907年の函館大火により焼失し、1916年に現在の二代目聖堂が完成したとのこと。
中で座ってゆっくりとイコンを見ることができました。人々から信仰されてきたものの美しさと気高さに感服しました。

この日の観光はこの聖堂でお腹いっぱいになり、私たちはまたゆっくりと歩きながら家に帰り、お昼寝をしました。

そして夜にはまるかつ水産の回転寿司をお腹いっぱい食べました…。

函館への旅 1日目-2

歩き疲れた私たちは金森倉庫にあるビアホールに行きました。ここのビアホールで今年のお正月、初めてサッポロクラシックの生を飲んであまりのおいしさに感激したのです。なのでお昼もビール。tauko氏は大ジョッキ、私は中ジョッキ。

大きさの違いにびっくり。これで200円しか違わないなんて…

金森倉庫のマークがかわいいです。
ここは、ご飯はそこそこで、ビールがおいしいです。今回はサラダとジンギスカン(小)を食べましたが、東京の居酒屋とさほど変わらないような味です。とにかくビールは東京ではあんまり飲めないような味だと思います。

ビールを飲んで疲れを飛ばし、また歩き始めました。
そして今回、念願のはこだて工芸舎に行くことができました。ここは地元の作家さんたちの作品を展示、販売するギャラリー・店舗。義母の作品も置いてあり、ずっと行きたかった場所です。

はこだて工芸舎外観。古い家をそのまま使っています。中の写真を撮ることはできませんでしたが、中も美しいです。階段の手すりが丁寧に作られていて、美しいです。ここはおばあちゃんのお友達の家だったということで、昔おばあちゃんが遊びに行っただろうことを想像しました。
ここで、tauko氏が佐藤国男さんのガラス絵を買ってくれました。宮沢賢治の作品をモチーフにした色の美しい作品です。
私は堂前守人さんのお箸置きを買いました。お花のモチーフの色が美しく、でも他の食器ともなじみそうです。

Aug 18, 2008

函館への旅 1日目-1

9時半くらいに街へ繰り出しました。しかし何も開いてない…!家の近くの明治館をうろつき、お土産を見たり。コーヒーを飲みたくともコーヒー屋は開いておらず。なのでとにかく歩き回りました。11時過ぎにカール・レイモン元町店に到着。午前中なのにソーセージでビールを一杯。



チューリンガーを食べました。
「胃袋の伝道師」と呼ばれたカールレイモンさんが函館に来てソーセージなどを作り始めたらしいのです。店内ではレイモンさんの歴史のVTRが繰り返し流れていています。いかにして函館という地に来て、住み着き、ソーセージを作り続けたか。
自分にドイツ系の血が流れているせいか、なんとなく親近感をおぼえます。私の父の先祖もドイツでソーセージを作っていたという話も聞いたので、なおさらです。以前、父がここのサラミを食べたときに、自分が小さいときにお父さん(私の祖父、ドイツ系)が年に数回買ってきていたごちそうのサラミに味が似ていると感激していました。
しかし、函館という場所はおもしろいもので、生粋の函館っ子のおばあちゃんはカールレイモンさんの裏話を色々と教えてくれました。まあ美談ばかりの人はいないわけで…。

お腹も満たされ、ビール1杯で少し上機嫌になった私たちは、あいにくの小雨のなか、元町公園を散策したり、街の中で突如現われる古い建築を楽しみました。

函館にはこんな壁がちょっとしたところに見つけることができます。古いものを壊さず残して、必要に応じて新しいものを作る。もとがいいからできるんだな。
函館を歩いていると、建築以外にも、街の美しさを作っているところを発見しました。
それはゴミが落ちていないところ。コンビニのビニール袋なんて落ちていません。だからとって歩きやすい。観光客が多いのに、それを保っているということは、やは住人の誇りだと思います。街は住んでいる人がそれぞれ守るものだから。

遺愛幼稚園。tauko氏のお母さんはここに通ったそうです。こんなかわいい幼稚園に通えるなんて…。羨ましいです。色は最近ピンクに塗り替えたという話を聞きました。


函館公会堂。基坂から旧英国領事館とこの公会堂を見上げると、あなりに完璧でめまいをおぼえます。

スーパー白鳥に乗って函館へ

函館への旅。
函館にはtauko氏のおばあちゃんとおばさんが住んでいるので、そちらにお世話になります。

私は高所恐怖症で飛行機に乗る自信がないので、電車で行きました。これで函館まで電車で行くのは3度目。
でも夏に行くのは今回が初めてなので景色を楽しむことができて楽しかったです。

東京駅は大混雑。どこを見ても人、人、人。その上、猛暑。殺気に満ちていました。
新幹線では車内の電光掲示板に「東京駅、帰省客で混雑」とニュースが流れていました。新幹線の中の誰しも見てきて経験したことをニュースで流されるとちょっとイライラします。それを通過してやっと新幹線に乗れたわけです。忘れたいですよね。
八戸からスーパー白鳥に乗りました。スーパー白鳥は新幹線より快適!
席は座りやすく、車窓も広い!その上、青森で乗客の半分くらいが降りたので、人も少なかったです。しかも人が都会っぽくなく、優しい人が多いように感じました。

唯一の後悔は、出かけ際にとんかつを食べたので電車の中で全くお腹が減らず、駅弁を食べることが出来なかったこと。いくらののっているわっぱが食べたかったのに。出かけに新宿京王のPAULでおやつ用に買ったサンドイッチをつまむことしかできませんでした。おいしいけど、いつでも食べられる味…。

函館には8時過ぎにつきました。冷房のついた電車から外に出ると、車内より涼しくて湿度がない。初めての北海道の夏の空気。函館山は緑が深く、街を覆う空気は柔らかい。

次の日からの観光も楽しみです。

Aug 12, 2008

明日から函館

私は明日から夏のバカンスで函館に行ってきます。
しかも新幹線→特急白鳥で。6時間の長旅です。
道中読むために買った本は…
『名画で読み解く ハプスブルグ家 12の物語』中野京子著
『食べる西洋美術史 最後の晩餐から読む』宮下規久朗
旅の電車で読む本は軽いタッチがいいということにようやく気づきました。

ああ、明日からおいしいもの、おいしいもの、おいしいもの。
暑くて寝苦しい東京を離れていざ函館!

Aug 7, 2008

大都会、新宿

少し前までは新宿に行くと安心していました。何しろ京王線ガールなので、どこかに出かけるのには新宿を避けては通れません。それでなぜか新宿にいると、家の延長のような感覚に。ノーメイクでも行けました。
でも約2年間渋谷で働き、すっかり京王井の頭線ガールになってしまった私。よって新宿が通る場所ではなく出かける場所になってしまったのです。
そして今、家で仕事をしています。そうすると電車に乗らなくなるものですね。歩きで行ける範囲で全てを済ましてしまいます。そうすると、下北沢、笹塚が私の世界に。
「デパ地下行きたいなぁ…」→「クイーンズ伊勢丹があるじゃないか!」
「流行ファッションが見たいなぁ…」→「じゃあ古着でも見よう!」
「でかい本屋行きたいなぁ…」→「うちにはamazonがあるじゃないか!」
という具合に、どんどん内向きに。

さて、そんなことはどうでも良くて表題なのですが、最近新宿に用事が出来まして(といってもルノアール)、3日に1回くらい新宿に行ってます。それで、空腹でさまよい歩き、マイシティの地下にいるときに「そうだ、ゲウチャイに行こう!」と思いました。(ゲウチャイ、というのはすごく好きなタイ料理屋さんです。4番の麺、というのをいつも注文していますが、5年くらい同じメニューしか食べていないのに、未だ名前が覚えられません)
ルミネの地下にあるゲウチャイまで、久々に地下なんか通っちゃって行こうと思いました。
それがあんなことになるなんて…

といってもそこまでひどい話ではないのですが、西口の半地下の所を通ったとき、あまりの熱さ(暑さとはまた違う気がします)、臭さ、視界の不透明さに気を失いそうになりました。そしてそこを通る人、人、人…肩がぶつかっても謝る人はいないし。こんなに新宿って汚い街だったっけ?田舎から観光に来る人は「東京は住むところじゃない」って言う気持ちが本当にわかりました。私だってあんなのはいやです。
しかし慣れとはこわいものだ。西口のあの部分は何年か通勤で毎日通っていて、当時は何とも思っていませんでした。むしろ好きだった。
なんだか複雑な気持ちになって、自分の家を片付けようと決心(汚いのにはすぐに慣れるってことで)。小さなことが大きなことにつながりますからね。よって今日は朝から埃をはらったり、窓を拭いたりしています。最後には義母から教わったお酢と重曹の掃除をしたりして。工事に来ている人にも陽気に挨拶したりして、自分のまわりの反・新宿化を進行中。自分が反・新宿的であれば、新宿に行ってもその〔気〕みたいなのを持って帰ってくることもなさそうなので。そうすると心おきなく新宿に飲みに行けるってわけです。



ちなみにあんまり文章とは関係ないのですが、これから使う重曹です。
裏に「こんなにキレイになるよ☆」といった感じの説明があるのですが、なんだかイラストにあまり信憑性がないです。

大吟醸大会

ちょっと前のことになりますが、大吟醸大会をしました。
主役はYHさんが持ってきてくれた澤乃井の大吟醸「梵」。
もうひとつ、いただきものの八海山の大吟醸。
二つを呑み比べようということに。

肴は昆布からとれた塩。塩をなめながらお酒をくいっと。
もちろん他にも肴は作って、みんなにも色々差し入れをいただいたのですが、塩で呑むのが予想外においしかった。(少し見栄もはってます。「私はわかってるの」的な)

梵は、お米だけでできているとは思えないほどのフルティーさ。
後味もまるで果物もような甘さ。
グイグイと呑んでしまうので気づいたら酔っています。

八海山は、日本酒!って感じの味。こちらの方が味がはっきりしています。
でも呑んだあと、後味が全然ないんです。もっと味わっていたいのに!と思います。女性としてこんな魅力が欲しいです。つまりなんだか男の人が好みそうな味でした。

私は梵の方が好みでしたが、YHさんは八海山の方がおいしいと言っていました。
ただ一つ言えることは、呑み過ぎ注意!

瓶からラベルを剥がしたのですが、どこに保管しておけばいいのかわかりません。
もうこんなに豪華なものが同時に飲めないかも、と考えると、ちょっといいところに保管したいです。
でもいいとこって?



まずは記念写真からですね。