Dec 11, 2008

さつまいものおやつ


冬になるとよく作るおやつがあります。
マッシュさつまいも。誰かの本で見て作り始めたのですが、これがどうってこともないのにおいしい。
マッシュポテトのようにさつまいもをつぶして、甘みが欲しければお砂糖をいれて牛乳をちょっと入れるだけ。
その上に生クリームを乗せるだけ。アイスでもおいしい。(MOWが合う)
簡単でおいしい。おすすめです。

Dec 9, 2008

上野散策 そしてお茶の水まで

国立西洋美術館に行きました。(ヴィルヘルム・ハンマースホイを観てきたのですが、感想はまたの機会に)
とってもいい日で、ついつい歩きたくなりました。

ロダンの彫刻と銀杏と高い空。


国立西洋美術館を出たあと、大好きなアーグラーのカレーを食べました。ここは中学生のときにたまたま叔母と入り、それからずっと好きで行ってます。ナンがたまらなくおいしい。多分、私のインドカレーの味の原点で、ここが基準となってそのあとのインドカレーを判断しています。

大満足でアメ横を散歩しながら乾物の伊勢音さんに。ここも母に連れられ中学生のときから行ってます。母に昆布と、自分に鰹節を買い大満足。ここのもので出汁をひくとたまらなくおいしいです。鰹節の香りが全然違います。味の深みも。以前ここで買った煮干しは、出汁を取る前に半分くらい食べてしまいました。それほどおいしい。

あまりに天気が良かったので、みはしのあんみつは我慢してそのままお茶の水まで歩いて行くことにしました。学生時代に秋葉原でバイトをしていたのですが、電車賃がもったいないから毎日定期のあるお茶の水まで歩いていて、そのルートも通ります。途中で神田明神さんや湯島天神の前を通って、聖橋を渡る。聖橋から見るニコライ堂、そして丸ノ内線と中央線・総武線がたまりません。

どこも銀杏がきれい。

帰りに丸善に寄ってB本市で赤塚不二夫の『ひみつのアッコちゃん』1巻を買い、大満足で家に帰りました。

Dec 1, 2008

金で繕う

食器が大好きです。
でも、たまにやってしまいます。カチッと。
持っている食器は全て好きで持っているので、たとえやっちまっても使い続けたい…

高橋みどりさんの『うちの器』に、みどりさんもやってしまうことがあって、それはパテをつめてうるしを塗る、と書いてありました。そして最近の骨董好きで、金継ぎというのがすごく気になっていました。

というわけで始めることにしました。金継ぎもどきを。東急ハンズでパテと漆(金)を買いました。
参考書はみどりさんの本とネットだけなので、うまくできるか不安…。

まずは使用前

まずこの4つのお皿を直します。

近くからみるとけっこうひどくかけています。


まずパテを塗り、1日待ってから削ってやすりをかけ、漆を塗りました。
これが甘かった。削り方も、塗り方も。

なので出来上がりはこんな感じに

上は成功。下は失敗。


まあそこそこ。

結果は成功とは言えませんが、こうして自分で直すと愛着は湧きます。初めてのことでしたし、これからもっとうまくなるように回数を重ねていけばいいのかな、と。
でももうかけさせたくないです。うまくなるのも考えもの。

パリ—ニューヨーク 20世紀絵画の流れ

かなり前のことになりますが、府中市立美術館で開催されていた『パリ—ニューヨーク 20世紀絵画の流れ』展に行って参りました。ニューヨークにある大学のコレクション、とのこと。

有名どころがたくさんありました。コロー、ムンク、マティス等々。
センスがとにかくいいコレクションでした。きっと限られた予算内で一番良くて、他とも合うものを選んでいたのではないでしょうか。アメリカらしいものがたくさんあって、それぞれ小さいけど楽しい作品ばかりで、ゆっくりと鑑賞することができました。点数が多く、作家もそれぞれ違うので比較することも楽しかったです。

私が一番感動したのはムンクの作品。『サン・クルーのセーヌ川』という1890年の作品です。他の作品とは全く違うオーラを放っていました。ムンクの見たパリの風景が、その空気とともに感じられます。
名が残る、ということは、やはり評価されるから、といわけであります。その評価が多ければ多いほど必然的に名が残ることになる。いい作家はより多くに人に感動を与えることができる…当たり前のことなのですが、その当たり前のことを強く感じました。他のあまり有名ではない作品と並ぶと、絵画に鑑賞者が与える感動がより強調されるのです。

そして、今回初めて作品を見たのですが、マリアンネ・フォン・ヴェレフキンの作品がとっても良かったです。色が大変女性的な気がします。自分が、睡眠と覚醒の狭間に見える風景とよく似ていました。彼女は青騎士に関わっていたらしいです。

これは違うヴェレフキンの作品です。恐さと美しさが同居しています。

あと、感動したのがオキーフ。今回初めて実物を観ました。というのも、実はあまりオキーフが好きではないと考えていました。なので観る機会があっても避けていました。しかし今回、いちぢくの絵を観て、「百聞は一見にしかず」と実感しました。小さな作品から醸し出されるオーラが凄まじい。単純なふたついちぢくが、なぜか目を惹きつけてならないのです。もっとオキーフの絵を観たい…

この展覧会は誘われて行きました。自分では多分選んで行かなかったと思います。
でも本当に行って良かった。府中市美術館、そして芸術の森も大変良かったです。豊かな場所で過ごした豊かな時間でした。