Apr 30, 2008

ローマは一日にしてならず

東郷神社の骨董市によく行きます。

3月に行った際、とても気にはなるが、お財布の事情と合わないものがありました。
何度も何度もお店の前を通り、手に取り確認。
でもその日は縁がなかったと帰りました。

4月は母と行きました。母は確かな審美眼を持つ百戦錬磨の買い物上手であります。
最初からいいものをいい値段で次々と買っていく母。
私は自信もなくフラフラしていました。
そうすると、前の月に諦めたものがあるではないですか!
母を連れ、それをその値段で買うのは適正か聞いたところ、「買いなさい」と。
私は恥を承知で母に「お金渡すから買って…」と頼みました。
母は快諾。しかも、二つで一つの値段でいいとのこと!
浮かれて何も見えなくなった私の横で、母はそのお店のすみにおいてあったお皿を手にとり、気づいたら購入していました。
それが目を疑うほどのイイモノ。

浮かれた自分が悔しくてtauko氏に言ったら、一言「ローマは一日にしてならず」。
私はこの言葉をこんなにも実感したことはありませんでした。

私が悩んだあげく母の助けで購入できたモノ

フランス製スプーン置き


これには後日談がありまして、母が購入したイイモノ(とってもかわいい昭和初期と思われるお手塩皿)は違う骨董市で、1枚が母の買った4枚分のお値段で売られていました。
……ローマは1日にしてならず……

Apr 29, 2008

大学生になりました

この春から晴れて学生に戻りました。
と言っても通信制で勉強するのですが。
前に大学を卒業したときから、「まだ勉強が足りない…」と思っていたのです。
なんせ頭がからっぽなもので。もっと詰める必要を感じていたのです。
大学生になるので2年近く働かせていただいていた出版社を辞めました。
また何らかの仕事を始めますが、ちょっとのあいだだけ、勉強に専念したいと思う次第です。
大学は、また文学部。哲学科で美学を中心に研究しようと思っています。
楽しみ。

会社を辞めるにあたって、お世話になった憧れの美しい編集者のかたに『ペンギン』という雑誌をいただきました。
敬愛する故・若桑みどりさんの文章が載っています。
あまりに美しい贈り物で、この贈り物に見合う研究をしようという気持ちが奮いたちます。